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WEBマガジン NOSVIS (うぇぶまがじん・のすびす)

人物にクローズアップして文化を伝える
ビジュアルの質を重視したWEBマガジン


うぇぶまがじん・のすびす

WEBマガジン NOSVIS


林 道雄(右) 小杉由布子(左)


取材日:2013/3/11

著名人から市井の人まで、後世に残したい本物を紹介する

 NOSVISは人と芸術を軸に据えたWEBマガジンである。NOSVISという名前にはノスタルジア(故郷を懐かしむ)+ビジョン(先を作り上げる)という意が込められている。こだわりを曲げない人々に焦点をあて、その人らしさを大切に、NOSVIS独自の目線から人物を掘り下げている。代表の林道雄さんはアーティストであり、共同代表の小杉由布子さんと日々企画を練り、本質を探究しながら、軽快なフットワークで取材をしている。
 デザイナーの栄久庵憲司氏、チェ・ゲバラの娘のアレイダ・ゲバラ氏、株式会社タミヤの田宮俊作会長や、タミヤのパッケージデザインで知られる艦船画家上田毅八郎氏など、取材対象はバリエーションに富む。名が通ったマスメディアではないのに、著名人のインタビューを次々に発信しているのは、2人の若者の熱意と行動力の強さにほかならない。著名人だけではなく、老舗の天ぷら屋のご主人、知る人ぞ知るコーヒーショップなど、自分たちの感性を信じて記事にする。それがNOSVISというメディアの個性になっている。取材対象者を列挙すると一見とりとめのない感じがするものの、実際に記事を読むと何か筋が通っていると感じる。それは何より本質を追い求める林さん、小杉さんの姿勢が貫かれているためだろう。
 NOSVISはイベントも企画する。奄美大島の唄者(うたしゃ)朝崎郁恵さんに声をかけ、浜松市内の福嚴寺と名古屋でライブを開催した。きっかけは、ネットを見ていた林さんが朝崎さんの声を偶然耳にしたことだ。その唄声に惚れ込み、感性に素直に行動する姿にアーティストらしさが垣間見える。
 感じることに臆病になってきた現代人は自ら考えることもできなくなりつつある。その結果、現代の中で消えかかっている文化は数多い。残したいものを伝えていくことで人々の意識を変えたい。そんな問題意識がNOSVISの原動力となっている。


以下、インタビュー

1. 本物の力

残したいものが消えていく危機感を持つ
本質を突き詰める人があって文化は生まれる

林:私たちは物事の本質をとても大切に考えています。本質を知らない人が簡略化したものは、ただ軽く見えてしまいますが、本質を知る人の、そぎ落とした表現は、魅せる力があります。本質を伝えていくことで、見る人が感じ、気がついてほしい。最近の人たちは、感じることに億劫になっていると思うんです。感じないから残すべきものと認識できない。だから人が何かを感じるように伝えたいと考えています。そのためにも自分自身の感覚を重視しています。
小杉:以前の会社に勤めていたとき、街の情報を伝える仕事をしていました。けれど、自分が残したいと思った魅力的な個人店や老舗を紹介する機会は少なく、そうした店が次々とたたんでしまう実情をみてNOSVISの活動を始めました。感じることの大切さは、全てのことに共通していると思います。今後も「本質とは何か」を幅広い観点から伝え、考える場にしていきたいと思っています。

2. 伝えるために

人が持つ独特の空気を掘り下げる写真をとりたい

林:人や場所の持つ独特の空気を伝えるために、サイトのビジュアルの質にはこだわっています。活動の初期に2眼レフカメラを購入したのも、人が持つ空気感や年輪を写真に映し出したいと考えたからです。人があってこその文化ですから、人物を伝えることが文化を残すことにつながるのではないでしょうか。
小杉:それから、違う世代が互いに尊重し合ってはじめてつながっていくと思うので、若い世代には先駆者のことを、年輩の方には若い人のことを知ってもらいたいですね。

3. 続けていくこと

出逢いを大切につなげ、活動を広げていく
考え方を絶対化せず、様々な観点を紹介

林:私たちは出逢いに恵まれていると思います。ゲバラの娘のアレイダさんとの出逢いは、葉巻がきっかけです。どうしてこんなにうまい葉巻ができるのか、という興味からキューバとの関わりができ、キューバ大使館での人との交流から知遇を得ました。きっかけはどこに落ちているかわからないので、常に目を凝らし、出逢いに感謝し、受けた恩はそれ以上相手に返したいと思っています。
小杉:記事を制作する中で意識しているのは考え方を絶対化しないことです。私たちは様々な見方を紹介し、最終的には読者に判断してもらいたいと思っています。NOSVISはパソコンで見るマガジンではありますが、印刷したものを手に取ったような質感をかもしだしたいとも思っています。一人でも多くのNOSVISのファンが増えてくれることを願って、これからもNOSVISらしく伝えていきたいと思います。


WEB Magazine NOSVIS

静岡県浜松市北区三方原 TEL053-434-4739
E-mail info※nosvis.com ※を@に置き換えてください。


WEBマガジン NOSVIS (うぇぶまがじん・のすびす)

- 略 歴 -

2010NOSVIS設立。アレイダ・ゲバラ来日公演会を浜松で開催
2011宮城県石巻市への「本のお届けプロジェクト」実施 。アレイダ・ゲバラ来日公演会を名古屋、京都、東京で開催
2012唄者朝崎郁恵さんのコンサートを名古屋、浜松の福厳寺で開催。NOSVISアートサイト設立。
2013NOSVISのサイトが月間11000アクセス突破


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