» 遠州まちづくり&アートプロジェクト(えんしゅうまちづくりあんどあーとぷろじぇくと)|ふじのくに ささえるチカラ

遠州まちづくり&アートプロジェクト(えんしゅうまちづくりあんどあーとぷろじぇくと)

地元アーティストが盛り上げる遠州発のWebTV
西部地区のリアルな文化情報をいつでも視聴


えんしゅうまちづくりあんどあーとぷろじぇくと

遠州まちづくり&アートプロジェクト


代表 村田徳治


取材日:2013/07/10

まちおこしをテーマに一貫した長年の活動

 「遠州webTV」という、インターネット動画配信サイトUstreamで毎月第2月曜日、夜7時から1時間半、ワークピア磐田(磐田市勤労者総合福祉センター)の視聴覚室(又は第2会議室)より生放送している番組がある。西部を中心に活動するアーティストたちが、告知も兼ねて交流を図ることが主な目的である。そして文化によるまちづくりに関心を持ち、表現活動をする人たちを中心に、誰もが気軽に参加できる。
 この番組を制作しているのは、村田徳治(とくじ)さん主宰の遠州まちづくり&アートプロジェクトという計10人の任意団体である。番組の始まりは2013年4月からだが、村田さんの交流とまちづくりにかける活動は30年以上も続いている。
 1979年より10年間『ぱんぷきん』という毎月1万部のタウン誌を編集・発行してきた。そして2003年から「遠州こだわりネットワーク」という遠州の文化情報が親切に掲載されている、今でも地元で人気のサイトを1人で立ち上げた。そのように、各媒体を通じて遠州の文化情報や、活躍する人々を取り上げてきた活動は、今の番組と通じている。
 その後も村田さんは、Ustream配信番組「遠州知っトコ隊っ!」の制作に関わったが、それを改編したのが現番組となる。その時に中心で活動していた萩原毅さんが、現在はカメラ担当として参加している。萩原さんは、遠州の美しい風景写真を撮り続けており、ご自身のプロ仕様のカメラ機材を番組で使用している。そのほかにもPA(音響)担当の井伊貞二さんはじめ、村田さんに賛同した異業種のスタッフたちが有志で集まり、番組制作に必要な役割を受け持っている。
 この番組の視聴者は、西部地区で活躍している人々をリアルタイムで見て、その時に地元で起きている文化活動を知る事ができる。初回から毎月500〜600ユーザーという、Ustreamでの配信番組としては非常に高い視聴率を維持している。
 村田さんが定まった場所と時間で生放送を続けているのは、収録当日、近隣に住む人や興味のある人たちに気軽にスタジオに遊びに来てもらえるような番組にしたいからだ。スタジオに集まる人々が交流し、そこで新たな出会いが生まれることが、まちおこしの一旦を担うと考えている。そして村田さんは今後も番組を中心に地元を盛り上げようと、いくつもの計画を進めようとしている。


以下、インタビュー

1. 人とのつながり

幅広いジャンルの人々が集う新しい交流の場
番組はアーティストと地元の人々を結ぶ装置

 番組には、静岡文化芸術大学の女子大生グループ“芸文池田組”や、浜松でバンド活動をしている“えんさん”がMCとして、レギュラーで参加してくれています。ゲストには、ピアニストの吉田伊津子さんによるピアノ生演奏や、SPAC俳優の奥野亮士さん、ガラス作家の江川野智典さん、お笑い芸人のゲンジョウさん、作家でイラストレーターの津ヶ谷寛奈さんなど、ほかにも表現活動をしている多くの方々に出演していただきました。今後もアーティストの方々の参加を、西部に限らず静岡県全域で呼びかけていきたいです。
 番組の放送自体は、ジャンルや地域にとらわれず、さまざまな表現活動をしている方々の交流の場となる装置だと考えています。そこから新しい関係が生まれることを目的にしています。ですので、展示会やイベントの告知だけではなく、あくまで人と人が出会う場所とまちづくりを意識した内容にしたいのです。

2. 番組制作

毎月限られた時間の中で取り組む番組づくり

 本番当日、スタッフは本職の仕事が終わり次第、それぞれワークピア磐田に駆けています。機材のセッティングからミーティング、簡単なリハーサルまで、進行表は事前に作りますが、ほとんどぶっつけ本番なんですよ。そのため失敗もありますが、ゲストの皆さんが盛り上げてくれています。
 出演者の緊張感や、それがほぐれてきた時の臨場感が視聴者の方にも伝わり、新鮮味のある楽しい内容になっていると思います。放送することより、むしろこの番組の中でコミュニケーションを深めることが目的なのです。

3. まちおこし

地域の財産になる魅力ある人とモノを伝える
番組を軸に今後も続く、まちおこしの活動

 僕は今まで多くのワークショップや勉強会に参加してきましたが、その時に知り合った方々が番組に参加したり、手伝ってくれたりしています。そして以前、僕が発行していた情報誌や運営している情報サイトなどの長年の活動を通じて、地元での人間関係や文化活動の流れが自然に構築できてきました。そういった今までの経験が、番組制作にとても役立っています。
 番組では、アーティストの方々によるゲストトークのほか、情報告知コーナーをそれぞれ数本設けています。ここでは農家、イベント主宰者や酒造会社など、地元の自慢の品やイベントの告知など、総合的に地元の魅力を取り上げています。磐田市観光協会から参加してくれる、ゆるキャラしっぺいくんも助けに、さらに地域色豊かに盛り上げていきたいと思っています。
 今後は、新しい企画番組の制作、身体表現などのワークショップ、創造都市について考える勉強会などを企画していきたいです。それらも今までの活動と同様に、人の出会いとまちづくりが基本になっています。


ワークピア磐田(磐田市勤労者総合福祉センター)

静岡県磐田市見付2989-3 TEL 0538-36-8381


遠州まちづくり&アートプロジェクト(えんしゅうまちづくりあんどあーとぷろじぇくと)

- 略 歴 -

1979磐田市を中心に月刊タウン誌『ぱんぷきん』を
編集・発行
2003Web「遠州こだわりネットワーク」を開設・運営。
※現在に至る。
2006おもしろ人立「めだかの学校」に参加しまちづくりの活動を知る。以降クリエイティブ・サポート・レッツ、月見の里学遊館をはじめとした多くのワークショップ、勉強会に参加。
2013遠州まちづくり&アートプロジェクト発足
「遠州 WebTV」放映


一覧に戻る(TOPへ)