島田鹿島踊保存会
島田市本通六丁目、島田市南町 <連絡先> TEL 0547-35-0274(牧野)

- 略 歴 -
1957 | 島田鹿島踊保存会 発足 |
〜 | 毎年6月第1日曜 春日神社・例祭での奉納踊 |
3年に1度 島田大祭での奉納踊 | |
島田市立第三小学校での講和、舞踊教室を開講 | |
島田市立第四小学校での歴史教室を開講 |
取材日:2011/12/ 5
鹿島踊は茨城県鹿島市の鹿島神宮から始まり、房総半島南部、伊豆西海岸へと伝わりました。沿岸部でもない島田で発祥した理由や鹿島信仰との関連は不明で、さまざまな文献で調べている段階です。三番叟の衣装も本家の白装束とは違うし、腰を落として後ろ向きに踊り進む所作も特有のものです。
発祥の地は当時島田宿の中心にあった春日神社でした。推測の域をでませんが鹿島信仰との関連は薄く、多くの文化芸能と地元の文化が融合したのだと考えています。大井川の氾濫で足止めされた旅人によって、お国自慢や芸能、物品の流行が島田宿に蓄積され、本来の鹿島踊から形態が変化していったのではないか、と。
以前は、取材などで島田鹿島踊に関して尋ねられてもわからず、お答えできないことが多かった。島田鹿島踊を知っていただくためにも歴史をひも解く作業は不可欠であり、それが私の務めだと思っています。
保存会の発足が約30年前で、会員は200名ほどになります。私は会員から要請されて会長を務めてきました。任期が3年で、現在4期目になります。
以前の保存会としての活動は、島田市などからの要請があって初めて腰をあげるような状況でした。年に1度か2度の行事です。あるとき「これでは廃れてしまう」と感じましたね。活動の場が少ない踊り子はモチベーションを維持できない。
今は「自らが動く」をモットーに、活動の機会を広げるための努力をしています。島田市博物館、島田市観光文化課、島田市教育委員会、大井神社などに積極的に訪問し、PRを続けてきました。次第に踊りを披露する機会も増えてきて、自分たちから行動を起こすことの重要性を実感しています。
約340年間、人から人へと伝承している伝統芸能を絶やすわけにはいきません。島田鹿島踊は家族、そして町内で守ってきた文化です。
島田市本通六丁目、島田市南町 <連絡先> TEL 0547-35-0274(牧野)
1957 | 島田鹿島踊保存会 発足 |
〜 | 毎年6月第1日曜 春日神社・例祭での奉納踊 |
3年に1度 島田大祭での奉納踊 | |
島田市立第三小学校での講和、舞踊教室を開講 | |
島田市立第四小学校での歴史教室を開講 |